1. ホーム
  2. 私たちの社会活動
  3. 平和
  4. 2015年度平和カンパ活動報告~ハンガー・フリー・ワールド~
平和

2015年度平和カンパ活動報告~ハンガー・フリー・ワールド~

2016年06月24日

 特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド

2015年度「平和カンパ」活動報告書

「ウガンダ   5歳未満の子どもと母親の栄養改善」

 

 事業名

 5歳未満の子どもと母親の栄養改善

 

 対象者

 ウガンダ共和国ワキソ県カブンバ区5カ村(カブンバ、ンコレンポミエ、ブソ、ブワーリ、ナマワタ)の20世帯(5歳未満の子ども35名)

 

 活動内容

1.栄養価の高い作物の栽培研修と種苗配布

カボチャ、オレンジ色のサツマイモ、グーズベリー、ビーツ、緑の葉野菜(在来種)の栽培法の研修を実施し、種苗を配布した。対象者はそれぞれの畑に種苗を植え、HFW職員が定期的に状況をモニタリングした。

栄養価の高い作物は収穫され、家族で摂取している。種苗を配布しているので、今後も継続して栽培が可能である。

①栄養価の高い野菜の種を配布(サイズ小).jpg

2.乳ヤギの配布と飼育研修

乳ヤギの飼育方法の研修を実施し、ヤギ乳の栄養価について説明した後、各世帯に1頭配布した。10世帯で1グループを作り、1世帯には雄ヤギを配布しヤギを繁殖できるようにしている。またヤギ小屋建設に必要なトタン板と釘を提供し、対象者がそれぞれの家にヤギ小屋を建てた。ヤギの飼育状況に関しては定期的にモニタリングしている。

すでに5頭の雌ヤギが出産しヤギ乳が摂取できるようになっている。また、まもなく4頭が出産する予定である。

3.栄養・調理指導ワークショップ

対象世帯の父親を含む32名に栄養・調理指導ワークショップを1回実施した。栄養に関するグループディスカッションや5歳未満児用の食事の正しい調理方法のデモンストレーション、栄養不良児の見分け方などの研修を行った。

4.定期的な体重(毎月)・身長測定(6ヶ月に1回)

毎月対象となる5歳未満児の体重測定を行い6ヶ月に1回身長測定を行っている。

③プロジェクトフェーズ2での身長測定(サイズ小).jpg

 

成果

年齢に対する標準体重に達していない子どもが2015年9月の35人中20人から2016年3月の時点で35人中4人に減少した。他地区で実施した際の例から、ヤギ乳を摂取する世帯が増加すれば全員が標準体重を超えることが期待される。以前より子どもが病気にかかりにくくなったとの声が聞かれている。

身長に関してはまだ体重と比べ変化が少ないが、ヤギ乳を摂取する子どもが増えれば身長の伸びも増加が期待される。

栄養価の高い作物は種苗を配布して対象世帯で自ら栽培しているので、種や苗を採取し今後も継続が可能である。

④食事をする子ども(サイズ小).jpg

 

課題

プロジェクト期間中にヤギ4頭が盗まれた。道路から見えない場所にヤギ小屋を移すよう指導している。ヤギを盗まれた対象世帯に関しては、他の対象世帯で生まれた子ヤギを提供することを検討している。

 

今後の予定

6月末までモニタリングを継続し、体重測定やヤギの成育状況を観察、必要に応じてアドバイスを行う。

 

対象者の声

・「今ではみな栄養価の観点から子どもたちに与える食べ物の種類に気をつけています。緑の野菜や栄養価の高い食べ物を非常に多く摂取しています」ンコレンポミイエ村住民ナルマシ・ルースさん(女性34歳)

・ 「緑の野菜を以前よりよく食べるようになり、ヤギ乳を飲み始めてから、子どもたちが以前ほど病気にかからなくなりました。以前は月に2回は病院に行っていましたが、もう4ヶ月も行っていません。毎月35000シリング(約1100円)くらいの節約になります」カソジ村住民ナカウィーサ・アイシャさん(女性32歳)

 

以上

ページの一番上へ

「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした社会をつくります
〒169-8526 新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿