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平和

フィリピン台風被災者支援カンパ使途報告~認定NPO 法人国境なき子どもたち(KnK)

2014年07月17日

KnK20140603-0.jpg2014 年6 月3 日

認定NPO 法人国境なき子どもたち(KnK)

 

台風ハイエン被災者支援事業 報告書 

「レイテ島およびサマール島における台風被災地域の子ども・青少年の保護及び教育支援」

 

<プロジェクトの背景と目的>

2013 年11 月8 日にフィリピンを直撃した台風ハイエンにより、1400 万人以上が被災、死者数は6100 人以上にのぼる。特にサマール島南部地方は台風による被害が最も大きく、復興まで最も時間を要するだろうと言われている。本事業対象地域では、被災前からドロップアウト率、児童労働率が高いとされている。さらに主な生計手段である漁業やココナッツを使った産業(ココナッツオイル、石鹸、シャンプーなど)が台風により大きな被害を受けたことから、家庭の経済状態がより逼迫し、子ども・青少年が働かざるをえないなど通学継続、復学が困難になることや人身売買や児童労働などのリスクが高まることが懸念されていた。そのため、チルドレンセンターを運営し、子ども・青少年を保護、教育支援を行い、台風により被災した子ども・青少年を人身売買や児童労働から保護し、また教育を受ける権利を確保することを目的とする。

 

<事業期間、対象地、対象者>

 

  • 事業期間:2013 年12 月17 日~(2014 年冬頃まで継続予定)
  • 対象地:レイテ島タナワン、サマール島バサイ、マラブット
  • 裨益者:被災した子ども・青少年(9 歳から17 歳)約750 名

 

 

< 事業内容>

上記3 地域において、チルドレンセンター(仮設テント型)を設置し、被災した子ども・青少年に対して必要な教育資材を配布、補習授業や、絵画や作文などの自己表現を可能とする活動を実施している。また、家庭訪問などを通し子どもたちの状況把握、親への啓発を続けてきている。活動開始以降これまで、約7 件の虐待相談ケースが確認されているが、子どもたちにとっては学校に行くことは社会とのつながりを保つこととなり、家庭内で起こる虐待ケースなどは社会とのつながりなしでは発見、問題解決がされにくい。特に家庭環境が不安定になりやすい災害時には、教育(非公式教育を含む)への参加は、物理的、心理社会的な意味で子どもたちを保護することにつながる。弊団体では、子ども・青少年の復学、通学継続のため、学校や地域行政との連携を強めフォローアップを継続してきた。

 

<今後の展望>

事業開始時に教育省、各学校長、非公式教育担当部署、社会福祉開発省らと協議を行い、協力関係の元に事業を実施していくことを確認している。発災後特に教育から離れ様々なリスクにさらされる危険性の高い子どもたちについて、学校や非公式教育職員と連携し、子ども・青少年の復学、通学継続を可能とするよう支援を実施してきた。現在は、6 月から始まる新学年に向け、子どもたちを公教育もしくは非公式教育につなげることに注力している。同時に、6 月中にこれまでの活動の評価を実施し、評価に基づき7 月以降、事業形態を調整していく予定である。具体的には、これまで家庭訪問などを通し個別に啓発活動は行ってきたが、今後、チルドレンセンターの運営に加え、保護者・地域住民向けに子どもの権利や育児に関する啓発活動なども実施していくことを検討している。地域全体の意識を高めることで、弊団体の活動終了後も子どもたちがリスクにさらされる危険性が下がることを目指す。

 

<裨益者の声>

KnK のセンターでは友達と歌ったり勉強できるのですごく好き。スタッフもとても優しくて面白いし、みんな大好きです。お父さんもお母さんもいなくて、おばさんの家に住んでるけど、台風で壊れた家を治すために一緒に働かないといけないから学校に戻るのは厳しいと思う。将来は歌手になってたくさんの人を幸せにしたい。(13 歳、少女)

 

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がれきの中の子どもたち(2013/11/23)

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東日本大震災を思わせる被災地(2013/11/26)

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チルドレンセンター外観(2014/3/19)

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子どもたちはみんな熱心(2014/3/19)

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日本人駐在員2 名が活動中(2014 年6 月現在)

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子どもたちの笑顔はいつでもはじけている(2014/5/28)

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建物の再建は進み始めている(2014/5/26)

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ボートなどの支援も入ってきている(2014/5/26)

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