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平和

2013年度平和カンパ活動報告~ペシャワール会~

2014年06月20日

ペシャワール会

2014年4月28日

生活協同組合パルシステム東京様

ペシャワール会

平素は当会の活動にご理解と多大なる支援を頂き、 謹んで御礼申し上げます 。2013年度の現地プロジェクト進捗状況を以下通りご報告いたします。

お寄せいただきまし平和カンパ1,268,755 円は以下の事業に有効使わせていただきましたことを併せてご報告申し上げますとともに厚く御礼申し上げます。

 

2013年度プロジェクト報告

1. 医療活動

1984年パキスタン北西辺境州(現カイバル・パクトウンクワ州)でのハンセン病コントロール計画に始まった中村哲医師の医療活動は、現在PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス)のアフガニスタン東部山岳無医地区ダラエヌールでの診療活動に継続されています。

*2013年度は前年の診療所増設に加えて診療所隣接地に職員宿舎を建設し、スタッフの利便性を図ると同時に住民が安心できる医療体制を目指しています。女性職員の採用で、母子保健の向上にも努めています。ワクチン接種や結核治療計画も続行されています。

2. 灌漑事業

アフガニスタン東部地域での農業復興支援として「緑の大地計画」では2003年3月に大河川クナール河から引いた全長25.5㎞の用水路アーベ・マルワリードを2010年3月に完工しました。2013年度は以下のとおりマルワリードとカシコートの連続堰新設及び基礎用水路の補修、改修を手がけました。

*マルワリード用水路の対岸側カシコート地区(=近年の洪水で既存用水路が流失した)に建設中の取水システム第1期工事が2013年3月15日に終了し、マルワリードとカシコートの連続堰が2014年3月に完工しました。この連続堰によりマルワリード側3500ヘクタールに加え、カシコート側2500ヘクタール、合計6000ヘクタールの農地が耕作可能となると同時に今後予想される大洪水後の堰の補修が容易になる見込みです。農地が回復した地域には難民が続々と戻ってきております。

*2013年6月初旬に発生した大洪水によってシギ堰取水口が基礎地盤ともども消失し、流域約5㎞にわたり耕地幅数100mが水没被害を受けました。カマ第二堰も全壊に近い被害を受けました。これらの復旧作業に全力を傾け、用水路全体の保全と管理を強化して、何とか安定灌漑を維持しています。

*マルワリード用水路流域の村落との2年以上の粘り強い折衝で、昨年度から定期的に行われるようになった用水路25.5㎞全線の浚渫も10月28日に第2回目が行われました。用水路の維持・管理を住民自身が行うことで、着々と水路は現地に根づいてきました。

*福岡県朝倉市の三連水車をモデルにした揚水水車がクナディ村とカンレイ村に設置されました。木材が高価な現地では、水車作成には材料を研究しながら設計しています。この水車によって、クナディ村は16ha、カンレイ村は36haの耕地に給水されるようになります。今後、設置可能なところを探し、2~3基の増設が見込まれています。

以上の連続堰建設や既存用水路の改修・堰の新設により、アフガニスタン東部ナンガラハル州シェイワ郡、カマ郡、ベスード郡に16500ヘクタールの安定灌漑が可能になり推定65万人の生活を守ることになります。

マルワリード用水路最終地点のガンベリ沙漠では、試験農場の開墾と同時に大規模な防風・防砂林の造成を継続中で、2003年3月の水路建設着工から2014年3月までに護岸、防砂林のために植樹された木は75万本にのぼります。

試験農場では開墾が進み、オレンジ園が造成され、2、3年後には出荷も見込まれています。

 

来年度も引続き現状(大干ばつによる渇水と洪水の繰り返し)に即した取水システムの建設、用水路の維持・管理を確立し、農業を核とした地域復興の一モデルとして提示していきたいと考えています。

 

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用水路の定例浚渫行事で用水路の維持・管理には努力が必要と力説する

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大洪水により既存用水路決壊 2013年8月

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ガンベリ沙漠に果樹園を造る 2014年2月

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カンレイ村に設置した揚水水車 2014年2月

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連続堰505m内に架橋する第二橋の(30m)建設

 

 

 

 

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