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平和

2011年度平和カンパ報告~チェルノブイリ子ども基金~

2012年01月09日

平和カンパをありがとうございます

チェルノブイリ事故による被害児童を支援します

チェルノブイリ子ども基金


平和カンパにより、チェルノブイリ事故の影響でガンを発症した子どもたちの転地療養が支えられます。

cye1.jpg1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子力発電所の事故による被害は、25年過ぎた現在も続いています。
チェルノブイリ事故から数年後、被災地では小児甲状腺ガンが多発しました。最近の子どもたちには、脳腫瘍・肝臓ガン・腎臓ガン・目の腫瘍、血液の病気などが表れています。また、風邪をひきやすい、治りにくいなど、免疫力の低下が目立ちます。現地の医師は、「チェルノブイリ事故の影響は、100年は続くでしょう」と話します。

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誕生日を病院のベッドの上で迎えた男の子(ベラルーシ・小児ガンセンター)

被災国のひとつであるベラルーシには、放射線汚染地域に暮らす子どもたち専用の、学校型サナトリウムがあります。滞在中は、それぞれの健康状態に合った医療サービスが受けられます。学校の授業を受けながら、さまざまなクラブ活動、スポーツ大会・コンクールなども行われます。汚染のない場所で過ごし、きれいな空気・安全な食べ物をとりこむことは、子どもたちの免疫力を高め、健康回復に大変効果があります。
チェルノブイリ子ども基金は14年前より、甲状腺ガンの手術を受けた子どもたちを、ベラルーシのサナトリウム「希望21」での転地療養に招待してきました。最近の子どもたちは、さまざまなガンを発症しています。そこで3年前より、甲状腺以外の腫瘍病の子どもたちも転地療養に招待しています。豊かな自然環境の中で、専門の医療・教育スタッフに支えられ、のびのびと過ごすことで、見違えるように元気になっていく子どもたちの姿が見られます。今年は6/7~6/30、34人の子ども(8歳~18歳)が参加しました。

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食堂では、安全性と栄養バランスが配慮され、体内から放射性物質を排出させる効果のある食事が提供されています(食材はすべて放射能検査済。国の定めた許容水準以下のもの)。24日間の滞在で、体内放射能値が平均して20%低下します。

<子どもたちの感想>
◆なにもかも楽しかったです。クラブ活動に参加して、ビーズ飾りを作ったり、絵を描いたりしました。(S・カーチャ 8歳 ゴメリ市)
◆僕は初めて参加しました。最初の頃はうちが恋しくて帰りたいと思いましたが、だんだん友だちもできて、慣れてきました。最後には、うちに帰りたくないと思うほど、楽しくなりました。保養に招待してくれてありがとうございます。僕はまたここに来たいです。(G・コーリャ 11歳 モーズィリ市)
◆この保養に参加してとても楽しかったです。一緒に参加した友達、引率者の方々、職員の方々にお礼が言いたいです。そして保養に招待してくれた日本のみなさん、ありがとうございます。(G・ナースチャ 10歳 レチツァ市)
イリヤは、2年前に足の骨の腫瘍の手術を受け、つい最近まで松葉杖をついていました。退院後も自宅学習をしていたので、友だちがあまりいませんでした。滞在中、他の子のようにスポーツはできませんでしたが、工作・絵画などのクラブ活動に積極的に参加しました。イリヤにとってこの保養に参加して一番うれしかったのは友だちができたことです。まだ足を引きずっていますが、一生懸命生きようとしています。この保養のおかげで、イリヤの表情は見違えるほど明るくなりました。他の子どもたちもそうです。日本のみなさんがベラルーシの子どもたちを長い間援助してくださり、また今年も子どもたちを保養に招待してくださり、深く感謝しています。(I・ニーナ ゴメリ市)

一方、チェルノブイリ原発のあるウクライナには、汚染地域の子ども専用のサナトリウムというものはありません。そこで、子ども基金はこれまで、ウクライナ国内のさまざまなサナトリウムを利用し、汚染地域の子どもたちの転地療養を支援しています。今年は6/1~6/14、黒海沿岸にある国立子どもサナトリウムに22人(10~14歳)を招待しました。参加した子どもたちは、甲状腺の異常、胆管機能障害、呼吸器官の病気、脊椎側湾症など骨の病気があります。
このサナトリウムでも、治療のほかにスポーツ大会、コンクールなどが行われます。海が目の前に広がる環境は、子どもたちを何よりも喜ばせました。

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<子どもたちの感想>
◆食事も治療も、きれいな空気も海も、このサナトリウムのすべてがよかったです。(S・スタス 11歳 ザリチャンスキー地区ブトヴォ村)
◆このサナトリウムには広くてきれいな庭園があり、空気がとてもよいです。食堂の食べ物は素晴らしい、の一言です。職員の人たちは、私たちのためにとても努力してくれています。海、太陽!この施設は健康回復に最高の場所です。日本の皆さんが苦しいときに、チェルノブイリの子どもたちを保養に招待してくれてとても感謝しています。(M・ナージャ 13歳 ドゥボロニツァ市)

<子どもたちの引率として参加した先生より>
日本の皆さんがとても大変なときに、ウクライナの子どもたちを気遣ってくださり、心から感謝しています。保養に招待された子どもたちは全員が汚染地域に住んでいて、いろいろな健康上の問題を抱えています。このような環境で過ごすことは彼らの健康に大変重要なことです。適切な治療、栄養のあるおいしい食事、そして何より、海が子どもたちを元気にしてくれました。素晴らしい保養の機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。残念ながら私たちの国は子どもたちにこのような援助をしてくれません。(M・アンドレイ ロキトニャ市 第1学校 教師)

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