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平和

2008年度平和カンパ使途報告~イラク子ども支援「イラク母子病院の建設」中間報告書~(ピースウィンズ・ジャパン)

2009年06月22日

 

2009年6月19日

 1980年代、イラク北部クルド地域はイラク軍による化学兵器の攻撃を受けました。その中で、1988年3月、スレイマニア州ハラブジャに「カクテル」といわれる毒ガス爆弾(サリン、VXなどの混合ガス)が落とされました。この爆弾により、当時人口8万人だったハラブジャ市民の約6000人が死亡、約2万5千人が負傷し後遺症で苦しんでいるといわれています。さらに、この被害は直接被害を受けた世代にとどまらず、ハラブジャでは先天性異常の新生児や妊娠異常になる率が周辺地域に比べて高く、化学兵器の影響が疑われています。現在、ハラブジャ地域には総合病院が一つありますが、施設に限りがあり、全ての出産に対応できなくなっています。

 そこで、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、 産婦人科と小児科専門の病院建設、スタッフ用宿舎建設、そして、医療にかかわるスタッフの研修を実施することになりました。建設予定の母子病院は2階建て50床。手術室、分娩室、新生児室、検査室、産婦人科病棟、小児科病棟、緊急手術室を備えています。設計は、日本人建築士とイラク人建築士の合同デザインです。

母子病院
病院の完成イメージ
(C)AN architects

 2008年8月に始まった病院建設工事は、2階建て病院の骨格部分がほぼ完成しました。2棟8家族用宿舎も骨格が完成し、現在は、病院1階内部の間仕切壁のブロック組積工事や給排水管工事、電気工事、換気装置工事等を進めています。また、建設工事の進捗にあわせて、完成後に搬入する機材や家具のリストを作成しています。この夏までに病院の外観が見られる予定です。

病院建設工事
2階床の型枠設置工事
(C)Peace Winds Japan

 2009年5月には、設計を担当した日本人建築士が現地を視察しました。パートナーである現地の建築家とともに、仕上げに使用されるタイルや石の種類を選択したり、建設中の病院や宿舎を実際に確認し、設計どおりに建設されているかの確認を行いました。来年の開院にむけて、現在のハラブジャ総合病院に勤めている看護士へのトレーニングを9月から開始する予定です。

engineer.jpg
現地のエンジニアと打ち合わせをする日本人建築士
(C)Peace Winds Japan

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