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生協からのお知らせ

学習会「ゲノム編集って何?知らないうちに忍びよる遺伝子操作食品」

2019年04月10日

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    パルシステム東京は2月22日(金)、新宿コズミックセンターで、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表の天笠啓祐氏を講師に招き、「ゲノム編集」についての学習会を開催しました。
参加者:組合員60人、他生協含む役職員

 

(以下、講演内容より一部抜粋した内容を記載しています)

 

失敗した遺伝子組み換え(GM)作物

    これまで遺伝子組み換え技術によって、リコピンを増やしたピンクパイナップル、βカロテンを増やしたバナナなど様々な作物が生産されてきました。1980年代には日本でも遺伝子組み換え作物の開発が始まりましたが、現在市場に流通しているのは、とうもろこし、大豆、菜種、綿の4種類。"GM作物失敗の20年"とも評されるように、栽培国や開発作物が増えず行き詰まっているのが実情です。


遺伝子組み換えに代わる「ゲノム編集」とはどんな技術?

    他の生物の遺伝子(DNA)を入れる技術である「遺伝子組み換え」に対し、「ゲノム編集」は特定の遺伝子をピンポイントで破壊し、働きを止める技術です。CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)という遺伝子を切断する制限酵素の登場で、より低価格・短期間での実現が可能となりました。
    この最新技術を利用することで、筋肉量を制御するミオスタチン遺伝子を切断し、筋肉質な(肉量の多い)豚肉や魚を生産したり、切断した遺伝子が修復するまでの間に他の遺伝子を挿入することで、人間の皮膚を持ったネズミへ応用したりすることもできます。

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※イメージ図は天笠さんの講演内容・資料をもとに  パルシステム東京食の安全担当にて作成


 

何が問題?ゲノム編集

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  1. CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)の特許を巨大多国籍企業が取得しており、その結果、世界のタネ、そして 世界の食料がわずか3社ほどの多国籍企業によって握られようとしている。
  2. 世界で行われている多くの研究結果では、目的とする遺伝子以外を壊してしまう現象"オフターゲット"や、操作した細胞と、していない細胞が入り乱れる"モザイク"といった現象を起こすことも確認されている。

天笠さんは「本当に壊していい遺伝子などないはずだ。命をもてあそんでいる」と強調。他にもさまざまな懸念があるにもかかわらず、日本では規制の対象外という考えが拡大しています。


 

遺伝子組み換え作物を避けるためには

    現在流通している遺伝子組み換え作物を避けるために、気をつけた方が良いこととして、天笠さんは以下の点を挙げました。

  • 国産作物由来の食品を選ぶ(国内では遺伝子組み換え作物は生産されていないため)
  • 外国産は有機作物を選ぶ(有機作物ではゲノム編集も禁止されているため)
  • 外食をなるべく控える(加工食品の原材料はわかりにくいため)
  • 遺伝子操作食品をできる限り排除している生協などから購入する

講演後には参加者から多数の質問が寄せられ、ゲノム編集問題への関心の高さがうかがえる学習会となりました。


 

【関連記事】

<4月11日追記>

パルシステム東京では、ゲノム編集について意見書を提出しています。

厚生労働省に「ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上の取扱いについての意見書」を提出しました

環境省に「ゲノム編集生物のカルタヘナ法上の整理及び取扱方針案に関する意見書」を提出しました

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