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生協からのお知らせ

「電力自由化学習会『エコな電気の選び方』」 開催

2017年09月04日

えこ電気

 

  2016年4月から始まった電力自由化について、パルシステム東京は8月1日、新宿本部で「電力自由化学習会『エコな電気の選び方』」を開催し、「電力自由化とは?」「エコで安い電気はあるの?」「エコな電気って?」などの疑問について講師が解説しました。参加者22人。

  本日の講師は「NPO法人 太陽光発電所ネットワーク」東京地域交流会 田中 稔氏です。

講師

「NPO法人 太陽光発電所ネットワーク」東京地域交流会 田中 稔氏

 

NPO法人 太陽光発電所ネットワーク
  太陽光発電所オーナーや、自然エネルギーに関心を寄せる市民が参加するNPO法人。
太陽光発電システムを設置しているオーナー同士の情報交換やトラブルが起きた際の相談、
メーカーとの団体交渉、持続可能なエネルギー社会実現のため、自然エネルギーの普及に
取り組んでいる。

 

ちょっと意地悪な質問です

 

  まず講師の田中氏が参加者に質問をしました。
「ちょっと意地悪な質問です。みなさんは『料金の安い電気』と『エコな電気』、どちらに興味がありますか?」
・・・参加者はどう答えたらいいのか、ちょっと困っているようです。

  続けて田中氏は 「といってもこの場で『料金の安い電気』とは言いにくいですよね?『パルシステムの組合員なのに』『再生可能エネルギーがいいけど価格は高いはず』などと考えると思います。
  そして本当にみなさんの希望するのは『エコで安い電気』なのではないでしょうか?
  実は『安くてエコな電気はどうすれば手に入れられるのか』というのが本日の学習会のテーマなんですよ。」と話し、みなさんホッとしたように大きく頷きました。

 

 

きょうはみんな電力選びの初心者です。まず、電力自由化とは?

 

  2016年4月から本格的に始まった電力自由化は、正式には「電力小売全面自由化」といいます。

  工場やオフィスビルなどの大口需要家はこれより前から電力会社を自由に選んでいたので、昨年からは小口需要家(一般家庭や小事業所など)も電力会社を選べるようになった、ということです。パルシステム東京も配送センターの一部で再生可能エネルギーを使っています。

  発電に関してはもっと前から自由化されていて、最近は都内でも市民共同発電事業が広がっています。

 

 

私の使っている電気は、どこで作っているの?

 

  電力小売全面自由化によってさまざまな電力会社、さまざまな料金プランを選べることになりましたが、電力会社を選ぶということは、同時に「発電所(発電会社)」も選んだということになります。
  例えば東京電力はグループ会社化していますが、発電所を自分で持っています。東京ガスは天然ガス100%の発電をしています。
  でも、携帯電話会社(ドコモ、auでんきなど)、ポイント会社(Tカードなど)は発電所を持っていませんね。これらの会社は販売代理店として東京電力の電気を売っているのです。
  電力会社を選ぶときは、料金プランももちろんですが、その会社から買う電気はどのような発電方法で発電しているのか、例えば火力発電が多い電力会社なのか、自然エネルギーが多い発電会社なのか、などを知ることが必要です。

 

 

 

電力会社と発電会社は選べても、送配電会社は選べない。そして・・・

 

  電力自由化によって電力会社を選んで、発電会社を選びました。この選んだ電力会社から買った電気を使うためには、送配電をしてもらう必要があります。
  この送配電事業は、「東京電力パワーグリッド㈱」という東京電力の子会社だけが行っています。
  実は支払っている電気料金のおよそ3割から4割が、電線を電気が流れるだけの送配電事業の料金です。そしてこの料金は電気を使ったら使った分だけ加算され、「総括原価方式」で東京電力パワーグリッド㈱の利益は保証されています。
  この送配電料金には、明細に書いていない原発の廃炉費用、福島原発事故の賠償金も上乗せされているので、どんな電力会社を選んでも、全員が負担するようになっています。
  この仕組みに対しては、パルシステム東京も経済産業省に意見書を提出しています。

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今、なぜ電気を選ぶのか?

 

  みなさんは電気を選ぶときに、もちろん「安い」電気がいいと考えると思います。
でも、すべての家庭に一番安い電力会社はありません。東京電力の電気料金はたくさん使うほど単価が上がるので、たくさん電気を使用する家庭では、電力会社を切り換えると東京電力より安くなる場合もありますが、やはり節電を心がけるのが一番だと思います

  ではなぜ、よく考えて電気を選んでほしいのか、それは今一番の環境問題である地球温暖化防止のためです。

 

家庭からのCO2

家庭からの二酸化炭素排出量は、電気が最も多い

 

  石油による火力発電は温室効果ガスのうち最も影響が大きいCO2を排出します。
温室効果ガスによる地球温暖化で、深海まで水温が上昇することにより、スーパー台風の発生、短時間強雨など異常気象が増えています。
  このまま温暖化が進むと、元に戻せない重大な気候変動が起こる心配があります。

  また、CO排出量の少ない途上国の受動温暖化も進んでいます。他人の命や生活が脅かされるような社会活動、経済活動は許されるでしょうか。
CO排出量の少ない発電方法で作った電気を選んで使い、節電をする、ということは、私たちが未来の地球のためにできることの一つだと思います。

  家畜の糞尿などを燃料にするバイオマス発電、畑の上にソーラーシステムを設置した太陽光発電、一般河川、農業用水路などを利用した小水力発電などで作られ、固定価格買取制度(Feed-In Tariff 制度)によって買い取られた電気をFIT電気(再生可能エネルギー)といいます。
石炭や石油の化石燃料でなく、このFIT電気を選ぶことにより農業、畜産業を応援することにもつながります。

 

 

パルシステムでんきはエコな電気?

 

  パルシステムの電気ブランド「パルシステムでんき」は、FIT電気比率が87.2%(2017年度計画値)です。料金は東京電力の料金の他に発電産地応援金100円(税抜き)が加算されますが、節電でカバーできる金額だと思います。
  エコな電気で、産地も応援できる電気です。

 

 

パル電FIT

パルシステムでんき2017年度計画値

 

「原発ゼロでCOゼロ」を実現するために、ぜひよく考えて電気を選んでほしいと思います。

 ※本ページの内容は、講演会を元にパルシステム東京広報室にて再編集したものです。

 

 

ぱるでん

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