1. ホーム
  2. 生協からのお知らせ
  3. 遺伝子組換え作物の第一種使用等に関する承認の中止を求める意見書を提出しました
生協からのお知らせ

遺伝子組換え作物の第一種使用等に関する承認の中止を求める意見書を提出しました

2011年11月04日

11月4日(金)、パルシステム東京は農林水産省の「遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報募集」に対して、以下の理由により、承認の中止を求める意見書を提出しました。

  • 環境への影響
  • 安全性が確保されていない
  • 多国籍企業による種子の独占化の懸念

遺伝子組み換え作物の取り扱いに対する安易な承認は、化学肥料や農薬、遺伝子組換え技術などを用いない「有機農業」を推進するために、2006年12月に施行された有機農業推進法の意義にも反するものであり、国の施策に一貫性が見られず、企業の利益のみに重きを置いたものといわざるをえません。菜種の例をとっても、管理の不備も含め、遺伝子組換え作物の自然界への影響は予測不可能といえます。

パルシステム東京では、NON GMO推進及び、生物多様性確保の立場から、今後も遺伝子組み換え作物栽培について反対していきます。

 

遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に対する意見書(PDF)

 


2011年11月4日

農林水産省 消費・安全局農産安全管理課 御中

生活協同組合パルシステム東京
理事長  吉森 弘子

遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に対する意見

 

私たちパルシステム東京は『「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした「社会」をつくります』を理念に掲げ、食の安全と環境を特に大事にしてきた約40万人の組合員を擁する生活協同組合です。商品づくりにおいて遺伝子組換え作物および食品に対しては以下の3点を基本方針としています。

  1. 遺伝子組換え技術で生産された作物およびそれを主原料として使用された食品は原則として取り扱いません。
  2. 一部多国籍企業による種子独占に反対し、日本の種子と農業技術を大切にする運動を広げます。
  3. 消費者が選択できるようすべての遺伝子組換え作物・食品の表示義務化、トレーサビリティーの保証を日本政府に要請し、運動取り組みをすすめます。

遺伝子組換え作物の栽培等に関して継続的に承認申請がされています。今回の申請に関しても下記の3点の理由から承認の中止を求めます。

 

- 記 -

1.環境への影響が懸念されます
過去に行なった実験から雑草が交雑して除草剤耐性を獲得し、より強力な除草剤の散布が必要になるという悪循環が生じる懸念があります。また海外からは、遺伝子組み換えによる殺虫性作物が農業にとって大切な土壌微生物やミミズを減らすという報告、 組み換えナタネの花の蜜を吸ったミツバチの寿命や嗅ぎ分ける能力が半分になったという報告、殺虫作物を食べたアブラムシを捕食したてんとう虫の寿命が短くなり、クサカゲロウが死んだりと、益虫にも影響する知見などが報告されています。ひと度遺伝子組換え作物が広がってしまうと、二度と収束させる事はできません。これらに対する十分な科学的反証が示されないままに遺伝子組み換え作物の栽培を認めることに強く反対の意を表します。また、隔離圃場での実験としておきながら対策を取らず、遺伝子組換え作物を育てていた事が先日明らかになりました。このような杜撰な管理により意図せず環境への影響を及ぼす事が無いよう過去に承認した事に対しても責任持って対策を講じてください。

2.科学的に納得できる安全性が確保されていません
遺伝子組換え技術の安全性は実質的同等性という安全評価で行なっています。これは遺伝子組換え作物と元の作物を、姿・形・主要成分・性質などで比較し、ほぼ同等とみなす事が出来ればその作物の安全性は元の作物と同等であるという考え方です。遺伝子組み換え作物を作る時、組み込んだ成分により、遺伝子情報の確認がされず科学的に安全性の評価も出ていません。有害成分の生成の可能性もあります。動物実験を含め、安全性評価を行ってください。

3.多国籍企業による種子の独占の心配があります
遺伝子組換え作物の種子は一代限りの物で、除草剤とセットで販売されます。この仕組みは巨大バイオ企業による独占に繋がります。日本の種子を海外の企業に独占されると、食の安全だけでなく安定供給も担保できず将来の日本の農業を守る事が出来ません。種子の独占を推進する仕組みには断固反対します。

以上

ページの一番上へ

「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした社会をつくります
〒169-8526 新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿