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生協からのお知らせ

新年のご挨拶

2012年01月01日

震災・原発事故の被害に遭われた皆さまにあらためてお見舞い申し上げます

国際協同年ロゴ

2012年は、「国際協同組合年」です。2009年12月に、「100年に一度」と形容される世界経済不況が広がる中、国連総会で定められました。統一スローガンは「協同組合がよりよい社会を築きます」とされています。
日本では、2011年7月、「震災復興のために協同組合は何ができるか」をテーマにプレ集会が開催されました。壊滅的な被害を受けた三陸海岸の港町などの現状や放射能汚染の時代を生きる現実には気が遠くなります。しかし、だからこそわたしたちは「協同の力」を信じて、祈りとともに歩んでいこうとしています。暮れには、「絆」という字が2011年の「今年の漢字」に選ばれました。長い復興・再生の道程を、つながり合い、支え合いながら生きていこうとする一人ひとりの決意や覚悟が反映されています。国際協同組合年全国実行委員会では、「協同組合憲章」制定に向けた動きも本格化しています。

「産直の絆」と協同組合運動

わたしたちの生協パルシステムが産直でつながる農協や漁協、森林組合、また労働組合や共済組合等も「協同組合」の仲間です。「協同組合」は、「共同で所有し、民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・文化的・社会的ニーズと願いを満たすために、自発的に手を結んだ人々の自治的な組織」と、ICA(国際協同組合連盟)で定義されています。
近代協同組合運動の歴史は、18世紀のヨーロッパに遡ります。産業革命を経て、資本主義を基礎に出発した近代国家では、モノが豊かなくらしを追い求め、競争社会を加速させてきました。例えば、市場経済や資本主義の行き過ぎた一面を描いたチャップリンの映画『モダンタイムス』をご記憶の方もいらっしゃると思います。そうした生きづらさや矛盾を市民が自ら主体的に解決しようとするものです。

国を越えてつながる民衆交易をヒントに

わたしたちの生協パルシステムでは、産地を明らかにしながら国産原料や国内工場を優先する商品づくりを重視しています。それと同時に、「バランゴンバナナ」や「エコシュリンプ」「ゲラントの塩」「パレスチナのオリーブオイル」など、海外のこだわり商品も紹介しています。これらは「民衆交易」と呼ばれる取り組みです。海外の生産者協同組合などと関わりながら、顔の見える範囲で「生活者のくらしの自立」を長年にわたって支援してきました。
海外でも国内でも、その国や地方の自然や風土に根ざした産業、文化、伝統と、そこで暮らす人々を大切にすることが基本です。昨今、TPP(環太平洋経済連携)を巡る「国際連携」のあり方が世間を騒がせています。一方で、国を越えて民衆同士が「自立と協同」を柱につながるアプローチがある事も覚えておきたいものです。

心豊かなくらしと共生の社会をつくります

「3.11」以降、くらしのあり方にとどまらず、科学技術や文明のあり方も問われています。地球規模での環境問題、食料問題などがますます露わになってきました。食の安全確保を第一にした放射能対策と食生活、エネルギー問題、国際交渉の問題など、持続可能な循環型社会の形成に向けて、拠り所を鮮明にしながら、意志をひとつに未来志向で「事業と運動」を社会化していく一年にしましょう。
「国際協同組合年」を迎えて、「生命(いのち)とくらしの安全保障」を標榜する協同組合運動が、平和を願う人々の思いとともにさらに広がることを祈念し、年頭の挨拶といたします。

吉森理事長2012年 元旦

生活協同組合 パルシステム東京

理事長  吉森弘子

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「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした社会をつくります
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