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生協からのお知らせ

カンタキサンチンの食品添加物新規指定に関する意見書を提出しました。

2014年11月26日

11月26日(水)、パルシステム東京は、厚生労働省に対し、安全性に疑義があるカンタキサンチンを食品添加物として追加指定すべきではない、という立場から「カンタキサンチンの食品添加物新規指定に関する意見書」を提出しました。

 

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2014年11月26日

 厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課 御中

  

カンタキサンチンの食品添加物新規指定に関する意見書

 

生活協同組合パルシステム東京

理事長  野々山 理恵子

 

  私たちパルシステム東京は、「『食べもの』『地球環境』『人』を大切にした『社会』をつくります」を理念に、約43万の組合員が安心で安全な生活を願い活動をすすめている生活協同組合です。パルシステムでは生活者(消費者)のくらしと健康を守るために、生産者とともに食べものの安全性にこだわり、産直運動をすすめ、日本の食料自給率向上を目指しています。

  食品添加物は意図的に食品に加える薬剤であるので、安全性に関する十二分な配慮と、必要以上に使わない姿勢が必要と考えます。今般新たに指定を計画されているカンタキサンチンには、安全性に疑義があり、指定すべきではないと考え、下記のとおりに意見書を提出いたします。

 

     
  1. 蓄積性のある食品添加物は指定すべきでないと考えます
      カンタキサンチンは網膜に蓄積する性質があると報告されているので、指定すべきでないと考えます。蓄積後に長期の間に毒性が起きるか否かについて十分な知見があるとは言えません。カンタキサンチンに代わるべき着色料は他にも数多くあり、蓄積性のあるカンタキサンチンをあえて追加指定する必要はないと考えます。

  2. カンタキサンチンの再評価を求めます
      食品安全委員会のカンタキサンチン安全性評価には疑問があります。ADI設定の根拠とされたヒトの疫学研究は、被験者数平均13、摂取期間平均3年の研究の寄せ集めであり、蓄積性物質の影響評価には不十分と考えます。そのため網膜への蓄積性がヒトより低いサルの実験の方が無毒性量が低いという矛盾する結果となっています。蓄積したカンタキサンチンの影響は更に長期の観察が必要と考えます。投与年数の面で十分とは言えないものの、観察数の多いサルの実験の方が信頼性が高いと考えられるので、サルの実験の無毒性量に種差1/500、個体差1/10を掛けて評価し、暫定ADIを0.00004mg/kg/dayと設定し、申請者に更なる長期の実験データを請求することが適切と考えます。食品安全委員会に再評価を要請してください。

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  4.   飼料添加物としての規制の強化を求めます
    報告案に示された小児の推定摂取量は平均で0.02mg/kg/dayと食品安全委員会が設定したADIに近く、90パーセンタイル値ではADIを超えると考えられます。摂取量の多くが飼料添加物由来であるということなので、飼料添加物としてのカンタキサンチンの使用について規制を強化することを要望します。

 

以上

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