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生協からのお知らせ

消費者の選ぶ権利が守られることを求め、消費者庁へ「食品表示基準(案)」に関する意見書を提出しました。

2014年08月08日

8月8日(金)、パルシステム東京は、消費者庁がパブリックコメントを募集している「食品表示基準(案)」に対し、消費者の選ぶ権利を担保する基準であることを求め意見書を提出しました。

PDFファイルはこちら意見書


2014年8月8日

消費者庁食品表示企画課 御中

生活協同組合パルシステム東京
理事長  野々山理恵子

食品表示基準(案)に関する意見書

私たち生活協同組合パルシステム東京は『「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした「社会」をつくります』を理念に掲げ、食の安全と環境を特に大事にしてきた約43万人の組合員を擁する生活協同組合です。組合員にお届けしている商品を掲載しているカタログには、「商品情報がすぐわかる表示(次回企画、賞味期限など)」「遺伝子組換え表示」「産直原料の表示」「アレルゲン表示」など工夫して記載しています。

基準案は、遺伝子組み換え表示や原料原産地表示について盛り込まれていないなど、不十分点がいくつかあり、TPPを控えて国内法制の前倒し的対応になってしまう恐れがあります。

食品表示は食品の安全性確保や適正流通と共に、消費者の選ぶ権利を保証する情報として重要なものです。食品表示の一元化は、食品表示をわかりやすくするものとして、歓迎します。ただし、わかりやすさを優先して必要な表示が省略されることになれば本末転倒です。今回基準案に規定していない表示項目についても、先送りせず直ちに基準化することも含めて、具体的には下記の項目を要望します。

  1. 遺伝子組み換え食品の表示を基準に入れ、EU並みの表示とすること
    • 遺伝子組み換え原料の使用有無は消費者の知りたい情報であるので、先送りせず直ちに表示基準に入れてください。
    • 現行の表示制度を見直してEUと同様に、DNA又は蛋白質の残留有無に関係なく、0.9%以上の遺伝子組み換え原料使用食品に「遺伝子組み換え」の表示義務付けを要望します。
    • DNA又は蛋白質の残留に関して分析の可否が理由とされていますが、原材料段階での表示も義務付ければ表示にも規制にも問題ないと考えますので、見直しを要望します。
  2. クローン食品、照射食品の表示を義務付けること
    • クローン食品、照射食品のように安全性に関して意見の分かれている食品は、遺伝子組み換え食品同様、消費者が選択をするために、直ちに表示基準に入れて、表示の義務付けを要望します。
    • クローン食品、照射食品の表示は、使用原材料についても義務付けを要望します。
  3. アレルギー表示はわかりやすい一括表示、表示拡大を行なうこと
    • 命にかかわるアレルギー表示は現行の表示制度を見直し、原材料とは別に欄を設けて、有無の表示をするよう要望します。当組合は商品カタログでアレルゲンを略称で別記していますので、参考にして検討されることを要望します。
    • 現行の推奨品目も表示を義務化することを要望します。
    • 食品の原料を正確に認知できるとは限らないので、アレルゲン表示を省略できる特定加工食品は廃止に賛成します。
  4. 原料原産地表示を表示基準に入れて拡大すること
    • 原料原産地表示を先送りせず直ちに表示基準に入れてください。
    • 原料原産地表示の対象は現在一部の分類に限定されていますが、原則として全食品を対象として、主要原材料の原産地の表示を義務付けるよう要望します。
    • 表示については「〇〇産または〇〇産」という複数併記と「産地限定せず」の表示を認めることが適切と考えます。
  5. 食品添加物表示を縮小させないこと
    • 食品添加物表示は現行表示を縮小させることがないよう、「簡略名」や「一括名」の表記については、可能な範囲で物質名を表示していくよう求めます。

以上

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