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生協からのお知らせ

クロチアニジンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見書を提出しました。

2014年07月31日

7月31日(木)、パルシステム東京は、内閣府食品安全委員会のパブリックコメント「クロチアニジンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について」に対し、意見書を提出しました。

クロチアニジンをはじめとするネオニコチノイド系殺虫剤は、ミツバチやアキアカネをはじめとする飼育ないし野生の昆虫に大きな影響を与えていると懸念され、また神経発達毒性や空中散布による健康被害なども報告されていることから、パルシステム東京は欧州食品安全機関にならった再評価と、規制緩和に対する慎重な姿勢を求めました。

 

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2014年7月30日

内閣府食品安全委員会事務局評価  第一課   御中

生活協同組合パルシステム東京

理事長    野々山   理恵子



クロチアニジンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見書

  私たちパルシステム東京は『「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした「社会」をつくります』を理念に掲げ、食の安全と環境を特に大事にしてきた約43万人の組合員を擁する生活協同組合です。

  私たちは農産物が工業的生産物とは違い、土壌微生物や昆虫、動植物を含めた生態系の中で、生命として育まれるものと理解し、環境保全型農業を推進しています。また消費者の安全安心はもとより、農薬を使用する生産者が農薬の毒性をもっとも受けるものとして懸念しています。

  そうした見地に立って考えると、クロチアニジンをはじめとするネオニコチノイド系殺虫剤は、ミツバチやアキアカネをはじめとする飼育ないし野生の昆虫に大きな影響を与えていると懸念され、また神経発達毒性や空中散布による健康被害なども報告されていることから、慎重な評価が求められると私たちは考えます。今、農村の生態系の異変が数多く聞かれるようになっています。

  EUでは期限つきながらクロチアニジンなどネオニコチノイド系殺虫剤の一部を禁止しています。日本では現在、規制緩和のながれがありますが、日本の農村の生態系と生産者、消費者の健康を守るためにでも規制を強めるべきであると考えます。貴委員会が科学的評価を行なうことを趣旨としていることは存じておりますが、科学の力でわかっていることはごく一部であることを認識して慎重な評価を行なっていただくことを強く要望します。

 

 

1.EFSAの評価にならって評価してください

今回の規制緩和の対象となっているクロチアニジンは、欧州では2013年12月からミツバチなどへの悪影響が懸念されていることから暫定的な使用禁止が始まった農薬です。また同月17日には欧州食品安全機関(EFSA)が一部のネオニコチノイド系農薬に子どもの脳や神経などへの発達神経毒性のおそれがあるとの科学的見解を発表しました。EFSAの評価は日本の黒田氏たちによる研究報告を採用した結果であり、東京都健康安全研究センターでの動物実験でも発達神経毒性が報告されていると聞いています。貴委員会がこれらの報告を採用せず、「未公表」のデータのみに基づいて発達神経毒性がみられないと結論していることは大変不可解で、「結論が先にありき」としか思えません。再評価を要望します。

 

以上

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