福島支援カンパ金使途中間報告~子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク~
2013年06月18日
- [ 震災関連 ]
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク |
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1. カンパ金の使途、活動の概要や結果評価について
皆様からいただきました御支援金を「春休み高校生自主計画保養プログラム支援プロジェクト」「佐渡保養センターへっついの家」「米沢保養所あおぞら館」の、それぞれの活動支援金に活用させていただいております。
■ 春休み高校生保養プログラム支援プロジェクト
「春休み高校生自主計画保養プログラム支援プロジェクト」は今まで実施されている保養プログラムは小さなお子様向けのものが多く高校生の参加は多くありませんでした。そこで比較的ゆったりとした休みの取れる春休みを利用し高校生自らに保養プログラムを計画してもらい、その支援をしようという事から始まりました。6組からの応募があり1組20万円を上限とし保養プログラムを提出してもらいました。
4月半ばに参加して頂いた皆さんに報告会にご参加いただき、旅行の写真を見せてもらいながら楽しかった様子を発表してもらう事ができました。
参加者の感想の多くは中学校卒業式の当日に震災に遭い、それから励まし合って頑張ってきた仲間たちと旅行がしたかった、今回の保養企画で素晴らしい思い出を作る事ができた、支援して頂いた全ての方に感謝したいと嬉しいお言葉を頂きました。
■ 佐渡保養へっついの家
「佐渡保養センターへっついの家」は築100年の古民家で五右衛門風呂やかまどなど、懐かしいふるさとの匂いがする保養所です。昨年12月末から年明け5日まで冬キャンプを開催しました。古民家のため水が出なかったり床が抜けていたりとしていたため、改修と保養を兼ねたキャンプとなりました。今年の春には春キャンプも開催され、たくさんのお子様と親御さんたちにご参加頂きました。
■ 米沢保養所あおぞら館
「米沢保養所あおぞら館」は山形県米沢市に出来た保養所でNPO法人青空保育たけの子のサテライト保育先でもあります。この保養所は宿泊も可能な2DKの間取りで野外料理も出来る環境です。福島からは、さほど遠くなく比較的放射線量も低い米沢で季節ごとの自然を満喫しながらご家族やグループに利用されています。
2. 2013年度活動計画
住宅除染が各地で行われ、放射線量は多少低下しましたがまだまだ福島の子どもたちには保養が必要です。米沢保養所あおぞら館を使った親子サークルや、佐渡保養センターへっついの家をどんどん活用して子どもたちを少しでも安全な環境で過ごさせるためにそれぞれの保養所の支援をしていきたいと思っています。
3. パルシステム東京の組合員へのメッセージや抱負
皆様からの温かい御支援のおかけで福島の子どもたちのために私たちは活動できております。震災から2年以上が経過した今、福島では声を上げる人たちが多くはありません。報道にも取り上げられる機会が少なくなり、「もう福島は大丈夫なんでしょ」と間違った情報が飛び交う中で、いかに声を上げるのかが大切な事になっています。
皆様からの御支援やお言葉が本当に私たちの活動の源となっております。
皆様へ心より感謝申し上げます。今後とも子どもたちを放射能から守るため、御協力をお願い申し上げます。