1. ホーム
  2. 生協からのお知らせ
  3. パルシステム東京は、内閣官房TPP対策本部へ意見書を提出しました。
生協からのお知らせ

パルシステム東京は、内閣官房TPP対策本部へ意見書を提出しました。

2013年07月17日

 7月17日(月)、パルシステム東京は、政府のTPP対策本部に対して、「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉に関する意見」を提出しました。食の安全に関する基準が緩和される恐れなど、情報開示と国民的な論議が行なわれないまま進められるTPP交渉に反対します。

 TPPは、参加国の歴史、産業、地域社会などの国情が考慮されない恐れがあることから、社会の基盤、国の法制度にまで大きな影響を及ぼす危険性を持っています。パルシステム東京では、国民への十分な情報開示と、論議が行なわれないまま、政府主導で進められるTPP参加に反対しています。今回、内閣官房TPP対策本部が主催する「TPP協定交渉に係る意見提出等のための業界団体等への説明会」で出された意見・要望の募集に対し、以下の分野について3つの意見を提出しました。

  1. 「物品市場アクセス」「SPS(衛生植物検疫)」「環境」「金融サービス」の分野
  2. 「分野横断的事項」の分野
  3. 「金融サービス」の分野

PDFはこちらから 意見書


2013年7月17日

内閣官房TPP対策本部  御中

パルシステム東京
理事長    野々山理恵子

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉に関する意見

 パルシステムグループメンバーであるパルシステム東京は、TPP交渉に関する政府主催(内閣官房:TPP政府対策本部)の説明会で出されました意見・要望の募集について、以下の通り意見を提出します。

 提出意見1.

<1> 対象分野:物品市場アクセス・SPS(衛生植物検疫) ・環境・金融サービス

<2> 意見

  • TPPは非常に広範な分野が対象となっており、参加した場合、農林水産業、食料自給、地域の地場産業、食の安全、共済、医療、健康保険制度など、国民の暮らしに大きな影響が出ることが予想されます。
  • 特に牛肉(BSE)では、各国での飼料の安全性とトレーサビリティを交渉以前に強く求めてください。遺伝子組換え食品や原産地等、表示義務付けを各国に求めてください。
  • 農産物への農薬・化学肥料の使用に関しては、その安全性の基準の確保、使用履歴とトレーサビリティの保証、表示の徹底を要求すべきです。
  • 食品添加物の安全基準の要求や表示などは厳格にするよう求めます。
  • また安全規制の緩和は消費者運動の積み上げてきた先進事例として日本の基準を参加各国に要求するよう求めます。
  • これら食の安全の問題、消費者への情報開示、食品のトレーサビリティなどはこれを保持されるよう強く求めます。
  • さらに食料自給率の問題については、このTPP交渉によって低下が予想されることは、地産地消、フードマイレージ運動や持続可能な農業育成に取り組んできたパルシステムとして容認できません。
  • 日本は2010年に名古屋で開催されたCOP10でイニシアティブを取るなど、生物多様性保全の取り組みを国際社会に呼びかけています。TPP参加によってこれらのことが毀損されることのないよう参加各国に求めます。生物多様性保全型農業を守り農業の多面的な機能と価値を損ねることのないように求めます。

 

提出意見2.

<1> 対象分野:分野横断的事項

<2> 意見

  • TPP交渉は、秘密にされ、国民に内容が示されないまま進められようとしています。このことに強い危惧を感じます。米国主導の下、強引に交渉が進められることのないようにしてください。万一、自国のルールを国民が決めることができなくなる疑いがあるすると主権の放棄と言わざるをえません。
  • もしそのようなことが許されると日本は一方的な被害者ではなく、日本もまた他国に犠牲を強いる側面も否定できません。例えば、関税撤廃で日本からの輸出や日本企業の外国進出がしやすくなるということは、その相手国の産業や雇用に重大な影響を与えることになります。
  • 各国にはそれぞれの歴史や産業、地域社会があります。TPPは、そうした国情を考慮することなく、一律のルールを強いる協定であってはなりません。共生型・互恵型の国際関係を展望すべきです。 

 

提出意見3.

<1> 対象分野:金融サービス

<2> 意見

  • 生協の「共済」は、メンバーシップ制の相互扶助の制度という視点が基本であり、不特定多数が対象の「保険」とは、本来相容れないものと考えます。
  • また、生協は、組合員(消費者)のくらしをより良くするために事業(運動)を行う自発的で非営利の団体です。TPP交渉では「共済」と「保険」の一元化・同一化について要求される恐れがあり、監督官庁も金融庁への一本化や優遇税制の廃止等が危惧されておりますが、これは、わが国の代表的な消費者組織である生協の共済に対し、営利目的の競争社会への参加を強制し、自発的発展を妨げ、消費生活協同組合法の目的(第1条)である「国民生活の安定と生活文化の向上」と相反するものと言わざるを得ません。

 

以上

ページの一番上へ

「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした社会をつくります
〒169-8526 新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿